「沖縄を覆う枯葉剤の暗雲」『ニューズウィーク日本版』2007年10月3日号。
2007年7月といえば、高江のヘリパッドいらない座り込みが始まったときだ。7月の初めに始まったばかりの座り込みのテントでも、大いに話題にしたのでよく覚えている。探してみたら、あった、あった。高江のblogで、記事が書かれていた。
●「北部訓練場で枯葉剤使用!」やんばる東村高江の現状2007年7月9日。
過去記事のデータが移動したのかリンク切れしているので、あらためて当時の記事を以下に列挙してみる(タイムスは検索にかからず、新報も最初の一面トップ記事はネットで公開された過去記事データには見当たらず。画像は高江blogから拝借しました)。
●米軍枯れ葉剤散布 政府、究明に及び腰『琉球新報』2007年7月10日。
●北部の希少生物に奇形/訓練場隣接地『琉球新報』2007年7月12日。
●枯れ葉剤使用 米「裏付け資料なし」『琉球新報』2007年7月14日。
●枯れ葉剤使用 地位協定の改正しかない『琉球新報』2007年7月15日。
●「金口木舌」『琉球新報』2007年7月17日。
「資料がない」と認めない米軍、それ以上どうすることも出来ない日本政府という構図は、4年経った今も何も変わっていないということを改めて再確認しておきたい。変えていく、という意志が、必要だから。
また、冒頭のニューズウィーク日本版の記事、当時は読み流してしまったが、今読めば、
「ベトナム風のかやぶき屋根の家を何個も作って、ベトナム戦に向けて訓練していたのを見たことがある」という営林署元職員の話は、知念忠二『大河の流れと共に』あけぼの出版2008年(当時、人民党機関紙の記者だった知念さんの回想録)にあったあの話だ、と具体的に受け止めることができる。
●「検証動かぬ基地vol.98高江にあった「ベトナム村」とは」2011年7月12日。QABが知念さんの本を元に制作した検証番組。
(そして、NW日本版記事にミスプリント1カ所発見した(^-^))