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20120124

だから明日は高江で座り込みしながら耳栓付けて、意見書かきかきするっつーのはどうだろう。

さて、この意見書、デュー・プロセスにはないものだ、ということをまずは確認しておきたい。

制度的に義務化されていない公告・縦覧を引き出したことは、みんなの取り組みの1つの成果です。沖縄県も制度的にない、意見聴取の機会を設けることを約束しています。制度にないことが、ひとつひとつ実現しています。(沖縄BDブログから)

「行政手続きに則って」「粛々と」と言うのが大好きな人たちから、これほどのことを引き出した、あの県庁座り込み年越しの成果を、効果につなげるために、沢山の意見を出そうではないですか!

以下に参考サイトを挙げてみた。プリントするなりクラウドにためておくなりして、これ持って高江にGOだよ、GOだ!座り込みながらお隣の人とあーでもないこーでもないとゆんたくしながら意見書を書いてみるのが、今週の素敵な過ごし方ということになる。あ、お弁当も忘れずにね。意見書様式持参でね。もしくは人のぶんまで様式をプリントして持って来てね。N4テントで耳栓をもらってね。

●アセスを検討する審査会の記録は、意見を書くためのポイントを絞るのに役に立つかもしれない。OAMの記事が議題ごとにまとめられていて読みやすい。
「えせアセスが明白に:辺野古アセス評価書審査会第1回」沖縄オルタナティブメディア2012年1月21日。

●沖縄・生物多様性市民ネットワーク(沖縄BD)のこれまでの記録をたどれば、沢山のポイントが指摘されている。このなかから、「自分はこれを言いたいね!」というのをセレクトするのも手だ。
「辺野古アセス」カテゴリーの記事一覧・沖縄・生物多様性市民ネットワークブログ。

●もちろん辺野古浜通信にも、まとめ記事あり。新聞報道をおさらいしながら評価書のなかみを検討できる。
「県庁に放り出された、環境影響評価書の悲惨な中身」辺野古浜通信2012年1月10日。

●そもそも、方法書の段階で裁判が進行中なのだ。これ、ちゃんとしてからじゃないか、次のステップにいくのは。というのも立派な意見じゃないだろうか。環境の専門家でなくても市民の常識に照らすことが、市民にできる重要な貢献だものね。
「辺野古アセス訴訟:集中審理動画(1-3日目の様子)」沖縄・生物多様性市民ネットワークブログ2012年1月18日。

●そもそも2、夜盗のように、つか置き去り強盗っつーの?そんな出し方したものを、まともに受け取る「行政」なんてあるのか、という怒りも、ぶちまけていいんじゃないか。ぶちまけるだけじゃね、という人、「複数年調査」にまつわる問題性を指摘するだけでも批判に合理性というスパイスを添えることができます。できます。
年末年始を台無しにしてくれた評価書提出騒動について、いまいちど記憶をたどっておこう。
「辺野古アセス評価書搬入:県知事「奇異」しかし受理?」沖縄オルタナティブメディア2011年12月30日。
「辺野古アセス:県評価書受理完了まで(1)」沖縄・生物多様性市民ネットワークブログ2012年1月10日。
(ほらー、オキボがひどいことばっかやらかすから、みんな振り回されちゃって、つづきの(2)記事がポストできなくなってる。これも基地被害というものだ。)

●そもそも3、このアセスの正当性が、やばいことなってる。
「アセス業者に防衛省OBが天下り」『沖縄タイムス』2012年1月24日09時59分。

「地元紙で識るオキナワ」(←尊敬してます!)から紙面をおさらいすれば、動機がムキムキ湧いてくること間違いなしです。

●最後に、1月13日に行われた辺野古アセス訴訟集中審理で登壇した専門家証人・原告本人たちの、報告集会でのことばから。

「アセスを行うこと自体が問題。環境アセスメントとは、地元の大方の合意が得られているという大前提のもとで、工事に際して起こる環境への影響を評価するもの。民主的な手続きを無視したために科学性が損なわれたのだ。」(桜井国俊さん)

「アセスメントとは、市民とのコンセンサスの大切な機会。それが、海上自衛隊「ぶんご」を投入してまで推し進められ、恐怖にさらされた。これは民主主義の崩壊ということです。」(吉川秀樹さん)

「評価書を審査する先生たちが科学的良心を置き忘れて来ないように、ぜひとも審査会の傍聴を。」(真喜志好一さん)

大事なことは専門家が決めるんじゃない、市民が決めることに行政と専門家が助力するのが民主主義というもの。沖縄にはその民主主義が活き活きと充実しているところを目に見えるかたちで表しましょう。