沖縄タイムス与那嶺一枝さんによる渾身の「大弦小弦」(2012年2月15日)を読んで、あらためてタイムスのこの連載の重要性に思い至る。沖縄北部を熟知する知念清張さんのハワイイでの取材にはじまり、今日の第5回では、アメリカ帝都からスクープを発信し続ける平安名純代さんが米西海岸ミラマーのレポートをまとめている。
国連に差別を訴えたら「沖縄は対象外」などと外務省がぬかしているらしいけど、まったく勉強不足にもほどがある。民族がどうこうとかそんな世紀の昔の硬直した脳みそで言い逃れしようとも、いま目の前の現実が差別を証拠立てていると、沖縄は言っているのだから。アセスひとつとっても差別の構図そのものなのだと、この連載は実証している。
ところがこれ残念なことにネットでは見られない。そうだよそうだよ。大切なニュースは大切な人たちに一番に届けられるのだ。何でもすぐにネットで手に入ると思うなよって思いつつ、出しちゃうのだ。