『“私”を生きる』上映会&トークセッションのお知らせ
日本社会の右傾化に警鐘を鳴らしたいとする、土井敏邦監督のドキュメンタリー映画『“私”を生きる』。映画は2000年代東京都の教育現場を舞台に撮影されたものであるが、今日、急激に右傾化が進む大阪の状況に重なる姿が多くの観客を集めている。
ここ沖縄の教育現場において、私たちは最近の八重山教科書問題や第32軍司令部壕展示内容改変問題をのびのびと語ることが出来ているだろうか。教職員の自由な発言権が奪われていく昨今、現職の教員や教師を目指す学生たちが、「自分であるため」に自由に議論する場が作れないか。そのように願う琉球大学の有志が集まって、この上映会を企画しました。
多くの皆様のご参加をお待ちしています。
▼日時 3月17日(土)13:30 開場/ 14:00 開演
▼場所 琉球大学50周年記念館2階多目的ホール
▼プログラム
第1部14:00~ 『“私”を生きる』上映
第2部16:30~18:30 トークセッション
パネリスト:謝花直美(沖縄タイムス)
知念勝美(県立高校教諭)
新城郁夫(琉球大学法文学部教授)
松川莉奈(琉球大学大学院、『“私”を生きる』沖縄上映実行委員会)
▼資料代として500円をいただきます。
▼主催:『“私”を生きる』沖縄上映実行委員会、共催:琉球大学阿部研究室
▼お問い合わせ:『“私”を生きる』沖縄上映実行委員会 watashiwoikiru.okinawa(あっとまーく)gmail.com
▼映画について
『“私”を生きる』(監督・撮影・編集:土井敏邦/138分/2010年)
(2010年 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル奨励賞受賞、2011年 山形国際ドキュメンタリー映画祭正式出品)
公式サイト http://doi-toshikuni.net/j/ikiru/
あらすじ:議員会議では議員の意向を確認するための挙手・採決を行うことを禁止され、卒業式や入学式で国歌である「君が代」の斉唱・規律を職務命令で強制されるなど、教師たちの言論が急激に統制されてきている、東京都の教育現場。その巨大な流れに抗う3人の教師たち、根津公子、佐藤美和子、土肥信雄。教育における自由と民主主義を守るために孤独な闘いを続ける彼らに対する弾圧は、身体をも蝕むような理不尽さに満ちている。
『“私”を生きる』は、教育論を越えて、自分が自分であるために歩んできた人々の物語である。