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20120929

たかえのために>沖縄BDの陳情

ということで、沖縄生物多様性市民ネットのblogにさっそく陳情の様子が紹介されていました。端的!冷静!的確!畳みかけるねぇ。
参照すべき文章の典拠も紹介されていて勉強になります。

本家サイトでは文書がscribdで公開されています。
扱いにくいばあいは、ということで以下にテクストも貼り付けたよ。



20120928

たかえのために>陳情レポその2

もうひとつ「出したよレポ」届いています。ふーむ。陳情書っていっても、いろんな表現があるものですねー。沖縄BDも提出していると聞いているし、高江のヘリパッドいらないいろんな陳情について、見つけたらこちらでも引き続きご紹介したいと思います。



2012年9月28日

沖縄県議会 議長 喜納 昌春 殿

 「東村高江周辺の北部訓練場で建設中の着陸帯工事を即時中止するよう働きかけ、
この目的のため県民に対して説明責任を果たすことを求める陳情」

  沖縄県議会に対して以下のとおり陳情する。

【1】すべての県民のいのちと暮らしを守る県議会の責務として北部訓練場で建設中の着陸帯工事を即時中止するよう今すぐ働きかけること。 

【2】この目的を踏まえ、沖縄県民が住民自治と市民権を行使してその是非を判断し行動することが出来るよう、以下の各項目について沖縄県に明白で具体的な回答を求め、県民に対して説明責任を果たすこと。 

たかえのために>俺たちの陳情、2012夏。

高江のための「合意してない」県議会宛て陳情書。
「たとえばこんなカンジさ〜!」と、提出したよ情報が寄せられたのでここに紹介します。



2012年9月27日 
沖縄県議会議長 喜納昌春 殿 

北部訓練場のオスプレイパッド建設計画について反対決議を求める陳情 

 陳情事項:沖縄県議会に対し、以下について決議下さいますよう陳情いたします。

 1. 北部訓練場で強行されているオスプレイ運用のための着陸帯建設に反対し、工事の即時中止を沖縄県政として日米両政府に対し強く求めること。

 陳情理由 
 2012年6月、沖縄県議会をはじめとして県内全市町村議会が県内へのオスプレイ配備計画の撤回を求める抗議決議・意見書を全会一致で可決しました。さらに、9月9日に開催された「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」には非常に多くの人が集い、配備反対の声を上げ、大会決議を採択しました。

    しかし、どの決議書にも北部訓練場におけるオスプレイパッド建設について反対する事項は一切盛り込まれていません。

  やんばるの東村高江では、地域住民の方々が、新たに建設される着陸帯がオスプレイの運用を予定しているものであることを2007年の時点から指摘し、説明を求め、反対してきました。

  先日公表された米軍の「環境レヴュー」にも北部訓練場でのオスプレイの使用が明記されており、東村高江区でのヘリパッド建設が、オスプレイのための工事だということは誰の目から見ても明らかです。新たな着陸帯建設の理由として、東村や県が「北部訓練場の過半の返還に伴う負担軽減」を主張することは、全沖縄県民を欺く行為であることが証明されました。高江区にオスプレイパッドが建設され訓練が強行されるとなれば、高江だけでなく沖縄県の空域全体をオスプレイが飛行することになります。オスプレイ配備に反対している県が、高江の工事を容認し続けることは、結局はオスプレイ配備そのものを容認することであり、県民の生命を軽視していることと変わりはありません。

  しかし、県は、現在に至るまで、建設に対して容認する姿勢をとり続けています。さらに、自らや地域の安全そして自然環境を守りたいという信念に基づいて抗議を行なう住民たちに対して、国が運動の弾圧を目的に個人を訴えるという、いわゆるスラップ訴訟が起こされたことについても、依然として沈黙を決め込んでいます。それにもかかわらず、高江で強行されてきたオスプレイパッド建設について、県がいまなお反対の姿勢を示さないのは、高江区とそこに居住する人々、そして沖縄に生きる全ての生命が脅かされていることを黙殺することに他なりません。

  県民大会の壇上で、加藤弁護士が述べた「沖縄の未来をつくっていくのは、あなたでありわたしである。そして平和な沖縄をつくるのは私たち自身である」という言葉に呼応して会場から上がった賛同の声や拍手や指笛は、そこに集った民衆全ての意志を表明するものでした。この民意を、県民を代表する議会が反映させるならば、オスプレイ配備反対の表明に留まらず、もうどこにも新たな軍事訓練場や基地を造らせないという確固とした姿勢を打ち出すのが当然であるべきです。そして、オスプレイ配備のみではなく、オスプレイパッド建設そのものに対し反対することが、県民を守る立場にある代表者の方々の責務であるはずです。

  私たちは、過去、沖縄で起こった出来事をはっきりと憶えています。

  2001年9月11日。僕は、小学校3年生だった。台風で学校が休みになった日、夜10時にテレビをつけると、全てのチャンネルが、二つのビルに飛行機が突っ込んでいく映像を映し出していた。その日を境に、すぐそばの基地のゲート前には銃を持った米兵がいつも立つようになった。僕は銃を持っている身体の大きな米兵がただ怖かった。

  2004年8月13日。私は、高校3年生だった。夏休みで静まり返った学校の教室で、ついさっき沖縄国際大学にヘリが墜落したことを友達から聞いた。ゾッとすると同時に、墜落の先に友人や従兄弟達、親しい人たちがいなかったかどうかという不安に駆られた。携帯で連絡を取り合い、お互いの無事を確認し、誰も死んでいないということに安堵した。翌日の事故現場には、まだ焦げた匂いが充満していた。

  2008年10月24日。僕は、高校3年生だった。その日は何か違っていた。いつもの帰り道とは何か違う。覆面パトカーやMPが何台もサイレンを鳴らしながら僕の前を通っていく。午後6時半頃、名護市真喜屋で米軍嘉手納エアロクラブ所属のセスナ機が民家近くのサトウキビ畑に墜落・炎上していた。現場はすでにバリケードで囲まれ、何が起こったのかわからない。そんな状況だった。何もできず沸々と怒りがわき上がってきた。

  2012年現在、未だに沖縄の空には軍用機が飛び交い、地上には米軍基地の鉄条網が張りめぐらされている。この光景は、私たちが小・中・高校生だった頃から何一つ変わっていない。それどころか、以前よりもさらに強い恐怖に日々曝されている。

  あのとき私たちは、選挙権も投票権もない年齢でした。ここ沖縄には、当時の私たちと同じ年齢の多くの子どもたちがいます。そして、北部訓練場に豊かな森を奪われているやんばるにも、たくさんの子どもたちがいます。

  このような陳情書を、将来私たちと同じ年代になる今の子どもたちが再び書かなくてすむように、あの頃子どもだった私たちが陳情します。

  もはや、北部訓練場のオスプレイパッド建設計画は高江区に限定された問題ではなく、私たちすべての生活と権利を脅かす問題です。高江の空や森そして未来は、私たち沖縄を生きる全ての人々の暮らしや生命、未来に連なるものです。

  どうか、北部訓練場のオスプレイパッド建設計画について、日米両政府に対してはっきりと反対の姿勢を示し、工事の即時中止を強く求めてくださいますようお願い致します。



20120922

20120921

留保なき拒否を


 私たち沖縄に生きる者は、日米安保によってこそ、私たちの安全を奪われている。このとき私たちは、国防というビジョンが、「国民」を守るという目的を持っていない事実に立ち返り、「国防」からこそ私たち自身を守らなくてはならない。
 私たちは、私たちを蹂躙する日米合意を解体していく方法を、私たち自身の抵抗において習得している。その方法とは、留保なき拒否である。たとえば、辺野古や高江での反基地運動において、洗練された拒否の作法が生み出され続けていることは周知の通りである。
 ここで確認すべきことは、オスプレイが、私たちの安全を保障するために配備されるのではないという端的な事実である。逆に、この配備によって、私たちの生存は深刻な危機にさらされる。この危機に拒否を突きつけることになんのためらいもいらない。この拒否を通じてこそ、私たちは、私たちが共に生きていくことを、私たち自身に約束していくことが可能となる。

 ----新城郁夫「『留保なき拒否』を」『沖縄タイムス』2012年9月21日。

20120920

「すてごまになってくれないか」

おろしたての戦車でブッ飛ばしてみたい おろしたての戦車でブッ放してみたい 何か理由がなければ 正義の味方にゃなれない 誰かの敵討ちをして カッコ良くやりたいから 君 ちょっと行ってくれないか すてごまになってくれないか いざこざにまきこまれて 泣いてくれないか あの娘に俺が何をやったのかなんて 覚えてるはずがないだろ 俺はやってない 何かきっかけさえあれば 次は俺の順番だ 今度こそやってみせる やってやってやりまくるんだ 君 ちょっと行ってくれないか すてごまになってくれないか いざこざにまきこまれて 泣いてくれないか 潜水艦も持ってる 魚雷も積んでる 戦闘機も持ってる 燃料はいつも 満タンにしておいてある いつでも飛び立てるように すべてを焼きつくすほどの爆弾が出番を待ってるぜ 君 ちょっと行ってくれないか すてごまになってくれないか いざこざにまきこまれて 泣いてくれないか 君 ちょっと行ってくれないか すてごまになってくれないか いざこざにまきこまれて 死んでくれないか 死んでくれないか 死んでくれないか 死んでくれないか
The Blue Hearts「すてごま」より。

「日本が沖縄を見殺しにしていることと同様な矛盾」
「工事強行」
「今日の風景」
「今朝も防衛局が工事を進めに来ました」
やんばる東村高江の現状blogより

「この日、沖縄防衛局の職員からオスプレイの『安全性』について説明を受けた東村の伊集盛久村長は『安全宣言』について『ずっと反対していて、同意できるものではない』と強調しつつ、ヘリパッド工事については容認する従来通りの姿勢を示した。」 
「高江、工事急ピッチ/抗議無視『障害物か』」『琉球新報』2012年9月20日30面。

20120917

枯れ葉剤で名護市が要請/県議会9月例会開会、そうだ!<たかえたいへん、たかえのために。県議会陳情編>

「枯れ葉剤使用の事実確認求める/名護市外務省に」『琉球新報』2012年9月17日2面。
これは、ジョン・ミッチェルの8月のJT報道を受けたもの。

そして、県議会9月例会が始まった。今度こそ高江のために動くのかい。県知事も県議会も選挙で選ばれた代表のハズなのにね。

でも選挙のときは多少盛り上がったりしたくせに、選挙が終わったら忘れて自由放任野放しにしている方も、権利を放棄していると言える、ではある。
そうだ!これだ!ということで・・・。

<たかえたいへん、たかえのために。県議会に陳情しよう編>
議員さんへの要請電話やFAXアクションやった人は、こんな次のステップに踏み出してみてはどうだろうか。投票した人も棄権した人も、投票権のある人もない人も、県議会へのアクション、やってみようと呼びかけたい。

9月定例会会期日程(案)
 →米軍のことは「米軍基地関係特別委員会」、通称「軍特委(ぐんとくい)」という委員会で取り上げられるよ。
 →特別委員会宛の請願・陳情の締切は9月28日(金)となっているぞ。

代表質問・一般質問のリンクはここに登場するハズ
 →質問内容の締切は代表が9月21日(金)一般が24日(月)。
 →これを事前にチェックして、本会議の傍聴に行くというのがグッド。

請願・陳情のハウツーはここに
 →あるけど、やってみないと判らないことだらけだ。むぅーん。
 →請願は「1名以上の紹介議員」、陳情は不要、という違いらしい。
 →「だれでも請願書や陳情書を提出できる」とある。年齢も住所も問われないということやね。ひとりでも、仲良しグループでもアリということやね。
 →意見を書いたら県議会の事務局に出しましょう。
 →陳情書は誰でも出せるけど「クロヤギメール」にならないためにも、「出したよー」と関係する議員さんにひと声かけると効果倍増かも。基地問題を担当する「軍特委」の皆さんのリストはここに挙げておいたから。連絡してアポイント取ってから訪ねてみよう。

●何事も先達はあらまほしきことなり。
 →「いや、急に陳情書て言われてもなーんだか。ね」という人、県庁2階の行政情報センターに行ったら過去の県議会の陳情のファイルを見ることができるから、参考になると思う。あるいは、「この人なら!」と思う県議の人に出し方を教えてもらうのも、手かもしれない。
 →高江のこれまでの陳情の様子は高江blog「要請・陳情」カテゴリーでチェックできる。

●判らないときは県議会に質問するのが一番の早道だったりして。

〒900-8501 沖縄県那覇市泉崎1-2-3
電話番号:098-866-2574


9月19日・20日ぷち帝都で


●19日はオスプレイの件で・・・
[記者会見]「オスプレイ配備をめぐる現局面〜配備の危険性・構造と外交的課題」
9月19日(水)12時〜13時
会場:参議院議員会館B103会議室(11時半より参議院議員会館ロビー入り口で通行証を配布します)
発言者:真喜志好一、山内徳信、ほか
問い合わせ 吉田090-4121-5850/花輪090-2452-8555
[集会]『オスプレイ配備の危険性』みんなで考える 9.19集会
2012年9月19日(水)開会18:30~(開場18:00) 閉会21:00
会場:連合会館(旧総評会館)2階大会議室(東京都千代田区神田駿河台3-2-11 電話:03-3233-0611)
真喜志好一(沖縄平和市民連絡会) 頼和太郎(リムピース)、他
会 場:連合会館(旧総評会館)2階大会議室  18:30~
パネリスト:真喜志好一さん (沖縄平和市民連絡会)・頼和太郎さん (リムピース) ・新倉裕史さん (非核市民宣言運動・ヨコスカ)
コーディネーター:金子豊貴男さん (リムピース)
参加費 500円
主催 9・19集会実行委員会/協賛 9・9沖縄県民大会と同時アクション『国会包囲』
問い合わせ先:フォーラム平和・人権・環境 ☎03(5289)8222/「労働情報」編集部 ☎03(6675)9095/沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック ☎090(3910)4140


●20日はジュゴンの件で・・・
9月20日(木)12:00〜13:00 衆議院第1議員会館(11時50分まで に、議員会館入口で入館証をお受け取りください)
共催:沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団・JUCON・沖縄・生物多様性市民ネットワーク
【内容】・辺野古アセスの問題点・防衛省「有識者研究会」へのこれまでの要請、経過報告・有識者研究会へのNGO意見書発表・質疑応答
【スピーカー(予定)】
真喜志好一(沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団/建築家)・花輪伸一(JUCON[沖縄のための日米市民ネットワーク])・安部真理子(日本自然保護協会)
【お問い合わせ】[東京] 花輪(JUCON)090-2452-8555/[沖縄] 岡本(アセス監視団)090-6110-3876
経過資料など詳しくは、沖縄・生物多様性市民ネットワークのブログ



ジョン・ミッチェル、ヘザー・バウザーの沖縄訪問記


ジョンさんのジャパン・タイムズ記事、今回は先月来沖したヘザー・バウザーさんの沖縄訪問記。沖縄・ヴェトナム・アメリカが、痛みを共有する人たちによってつながろうとする奮闘の記録です。


ジョン・ミッチェル「エージェント・オレンジ問題で活躍する米国のアクティヴィスト、連帯のメッセージを携え来沖:ヘザー・バウザー、組織づくりをして政府に情報開示を要求しようと地元の人びとに語る」『ジャパン・タイムズ』2012年9月15日。

原文は以下。
Jon Mitchell, "U.S. Agent Orange activist brings message of solidarity to OkinawaHeather Bowser tells locals to start organizing and demand disclosure from government," Japan Times, September 15, 2012.

[写真キャプション]直接影響を受けた:8月末に訪沖し宜野湾市の米海兵隊普天間飛行場を見下ろす場所でインタビューを受けるエージェント・オレンジ第二世代のヘザー・バウザー。(撮影ジョン・ミッチェル)

  沖縄住民は最近、この島がかつて米国の枯葉剤エージェント・オレンジの主要な保管場所であったという山のような証拠に直面している。

 この18ヶ月間、何十名もの元米兵たちが、ヴェトナム戦中の沖縄島に駐留している間にダイオキシン汚染された薬物を浴びたと証言してきた。当時、島は米国統治下にあり、東南アジアの紛争の前哨基地となっていた。その東南アジアでは、隠れ蓑とし、食糧生産を行っていたジャングルから敵軍を追い出す目的で何百万リットルもの枯葉剤が散布された。先月発見された米軍の公文書が、沖縄駐留の元米兵たちの証言を裏付けるだろう。その報告書には2万5000本のエージェント・オレンジの缶が1972年以前の沖縄で保管されていたと記されていたのだ。

 この明白な証拠にもかかわらず、米政府は、沖縄におけるエージェント・オレンジの存在を否定し、東京は環境調査の実施を拒んでいる。両政府の強硬な姿勢は沖縄住民を怒らせ、島への影響の可能性について回答を求める多くの声を棚晒しにしたままである。先月、これらの人びとは、この枯葉剤の危険性を周知することに生涯を献げている人物と直接語り合う機会を得た。

20120915

新城郁夫「基地県外移設論を越えた争点を」

新城郁夫「基地県外移設論を越えた争点を」『けーし風』第75号(2012年6月)。

タイムスの世代間お手紙交換シリーズで、我部聖さんとの対話を転換する重要な局面として新崎盛暉さんが指摘していた文章。
やはりみんなで共有したいじゃないか。サンバの勢いでアップします。

「いいね!」と思った人、『けーし風』本誌をぜったいお買い求め下さい。WebではBooks Mangrooveから購入できます。

「そして琉球ナショナリズムを動力とする独立論が喧伝されることがしばしばあっても、沖縄社会のなかの性差別や排外主義の進行や経済格差の拡大による階級の固定化は、政治的な争点とされない。まるで「沖縄人」である限り、それらの問題を圏外=県外化して閑却してもかまわないといった黙約でもあるかのごときである。」


NYT社説「沖縄のオスプレイ」


訳してみた。オフィシャル訳が出るだろうけどそれまでの間ご利用下さい。
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社説「沖縄のオスプレイ」『ニューヨークタイムズ』2012年9月14日。
 10万数千人の人びとが日曜日の沖縄に集った。宜野湾市にある米海兵隊基地へのMV-22オスプレイ、トラブルに悩まされるティルトローター航空機の配備計画に抗議するためである。海兵隊は24機のオスプレイをヴェトナム時代のヘリ隊と入れ替えようとしているが、沖縄の人びとは、この数年間で最大規模の反米抗議集会に結果したとおり、怒りに満ちている。

 オスプレイには、巨額の費用で即戦力としては疑わしい典型例という酷い評判がある。だが沖縄の人びとにとってカネの浪費は問題ではない。墜落の危険性を案じているのだ。在日米軍の重圧に苦しんできた多くの住民にとって、この島へのオスプレイの配備は、古い傷に塩を擦り込むような行為なのだ。

 日本へ配備されるオスプレイの最初の12機は、日本政府がこの機の安全性を評価している途中に陸揚げされた。海兵隊によれば、オスプレイの悪評は克服され、安全で信頼できるという。だが、4月にはモロッコで墜落して2人の海兵隊員が死亡した。別の機体が6月にフロリダで墜落した。海兵隊は事故の原因を操縦士の過失としているが、沖縄の人口密集地域の人びとを納得させる説明では到底ない。1950年来、何百件にも上る軍用ジェット機やヘリコプターの墜落と緊急着陸を目撃し、なかには死亡事故も多数あったのだ。

 日曜日の怒りは、24機の航空機にのみ向けられているのではない。沖縄から全ての海兵隊を撤去させようと奮闘してきた島の人びとが、長きにわたって阻害されてきたことに対する苛立ちの現れなのだ。日米は2006年に、普天間閉鎖と数千人の海兵隊員の島からの移駐、残りを人口の少ない沖縄北部東海岸の新しい基地に移転することで妥結した。だが、多くの沖縄の人びとにしてみれば、この合意は不充分であったし、じじつ普天間はどこへも動かなかった。9千人の海兵隊員を移駐する今年4月の取り決めも頓挫している。

 あまりにも長きにわたって、沖縄の人びとは実効性を伴わない空手形ばかりを見せられてきた。米国は沖縄において、少し足音をたてないような歩き方をする義務があるし、住民の気持ちに耳を傾けなければならない。それはオスプレイをとこか別の場所へ持って行くことから始まる。
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サンバを待ちながら。沖縄とハワイイ、環境レビュー比較の論点

 台風16号が来るのを待ちながら、とはいえ、車を路肩に停めてチェックしたとか、自転車を押し歩きするとか、バカすぎて反論するのに割く時間がもったいない(もちろん、アホな大臣とアホを任命した首相の責任は追求すべきだけれどね)。V22がクルマというなら点検のため路肩に寄せたときに挽き潰されたシリケンイモリが、自転車というなら押し歩きしているときに踏み潰したのに気付きもしなかったアリンコが、私たちだ。

 米軍と原発に絡んで、米国シンクタンクなどを牙城とする太平洋両岸「ジャパン・ハンド」の問題がしっかり指摘されるようになった。次なる批判の方法として、どのような切り口が可能だろうか。そんなことを最近の情報から考えてみる。

ダーウィンにオスプレイ、の報道

「オスプレイ豪で展開か米豪協議へ」『沖縄タイムス』2012年9月14日。


沖縄に配備予定のオスプレイを同国で展開する可能性について、12日付けの複数の地元紙は県民大会に触れ「同機の安全性をめぐり、大規模な抗議行動が起きている」と指摘。その上で、米側から要望があった場合、豪国防省が協議に応じる姿勢を示していると報じた。性能の高さを評価する一方で、「オーストラリアの領土内で展開するすべての航空機は、同国の安全規則や規制に準拠する必要がある」などと指摘している。
 米豪は、2017年までに約2500人規模の海兵隊空陸任務部隊(MAGTF)を駐留させる方針。

 ダーウィンの皆さんに「タイムスの1面に掲載されたよ」という雰囲気が画像から伝わるかな。
この件についてのオーストラリア現地の報道はたとえば・・・。

"Controversial US Aircraft 'Osprey' May Go to Darwin," AAP, September 12, 2012.
http://www.heraldsun.com.au/news/national/controversial-us-aircraft-osprey-may-go-to-darwin/story-fndo48ca-1226472684889

沖縄に配備されるので、その延長線上に当然の展開として浮上したようだが、沖縄で抗議行動が盛り上がっているので、「代替として」ダーウィンを考えているというニュアンスの記事も英文のなかにはあり、どうもよく判らない報道です。

20120914

朝寝坊、台風の予感、blogger不具合

朝寝坊をしたら、見上げた空は散り散りの入道雲の断片。もうすぐ台風が来る。

寝坊が出来るのはいいねぇ、との悦楽に浸ったあと、blogの表示の不具合に気付く。
・昨夜の投稿以前のものがトップに表示されない。
・takaeラベルで同様の状態。

blogger不具合か。困った。過去ログは末尾右の「前の投稿」ボタンで表示して下さい。右列のArchiveから月ごとのリストもあります。

抗議する人たちの美しさ。

森住卓さんのFB写真から。





YouTube映像は高江blogから。

会場でこのサインを手渡された1000人のうち、どれほどが、ステージに向かって「高江」を表明することができただろうか、と思う。圧倒的な人波のなかで同調せずに、周囲と異なろうが構わずに、信念に従って自分の声を語ることは、存外に困難なことだっただろうと想像する。だからそれを行った人が、なおさらに美しく感じられるのだ。

20120913

What we can do for Takae/ Directory for protests and requests


Takae in emergency!
People needs your help!
Do What You can from your place!
Directory for Protests and Requests
 (Version on Aug. 2012)

Send your voice of “No Helipads, Save TAKAE ” to No Osprey!! 9.9. Prefectural Convention against Deployment of MV-22 Osprey
Executive Office of No Osprey Okinawa September 9 Prefectural Convention
TEL 098-869-1526  FAX 098-869-1529
e-mail no.osprey8.5@gmail.com
message form  / FB / twitter
[examples]

    “Why Takae is counted out of the convention, although all of you are against Osprey?”

    “There is no reason explained for pressing forward with the construction of the Helipads for Osprey. Okinawa Prefecture suspiciously gives the silent approval to the Helipads construction. We cannot pass over those contradictory stance.”

    “The Ministry of Foreign Affairs continues its brazen behavior by mentioning that there is no discrimination against Takae, while ignoring the district decision of opposing the construction, many petition against it, and the editorials of the news papers concerning Takae. Even does the convention, which will be held under the name of the people of the prefecture, ignore the voice of Takae?”
    “Such as the building of the ‘Vietnam Village’ for the US military invasion training, Agent Orange dispersal, many problems of 20th Century left unsolved in Takae. Do we have to continue to suffer from those even in 21st Century?”
etc...



[Anytime, many times. Addresses for PROTESTS ]
TELFAXWEB
Okinawa Defense Policy Bureau  +81-98-921-8131+81-98-921-8168
Ministry of Defense +81-3-5366-3111+81-3-5261-8018Comment form
Cabinet Secretariat+81-3-5253-2111
Comment form
Ministry of Foreign Affairs+81-3-3580-3311
Comment form
US Embassy Japan


US Consulate General Naha

 FB / twitter 


[For both protests and requests]

TEL FAX 
Secretariat of Gov. of Okinawa +81-98-866-2460+81-98-869-8979
Higashi village office+81-980-43-2201+81-980-43-2457



[Addresses of the groups of the Pref. Assembly]
Parliamentary group  TELFAX 
Liberal Democratic Party  +81-98-866-2754 +81-98-866-2773 
Shamin Goken Net +81-98-866-2702+81-98-866-2706
Kenmin Net+81-98-866-2697+81-98-866-2588
Communist Party +81-98-866-2756+81-98-866-2577
Komeitononpartisan+81-98-866-2487+81-98-866-2583
Okinawa Social Mass Party +81-98-866-2755+81-98-866-6495
Kaikaku No Kai +81-98-866-2584+81-98-866-2575

[Members of the prefectural assembly involved in the Committee of the US Military Bases on Okinawa]
nameOffice TEL directory TEL Internet 
 Kenmin Net
 Arakaki Seiryo+81-98-866-2610+81-98-893-0337 FBtwitter
 Tamaki Yshikazu+81-98-866-2630+81-980-53-6587
 Shamin Goken Net
 Shinzato Yonekichi+81-98-866-2597+81-98-944-0752
 Nakasone Satoru+81-98-866-2592+81-98-958-5142
 Social Mass Party
 Higa Kyoko+81-98-866-2593+81-98-886-3661 Web / FB / twitter
 CP
 Maeda Masaaki+81-98-866-2688+81-98-869-8151 WebForm
 LDP
 Gushi Kosuke+81-98-866-2608+81-98-857-2015 Web
 Suematsu Bunshin+81-98-866-2629+81-980-52-0809
 Nakagawa Kyoki+81-98-866-2690+81-98-957-2510
 Matayoshi Seigi+81-98-866-2621+81-98-898-3882
 Komeito Nonpartisan
 Yoshida Katsuhiro+81-98-866-2017+81-98-968-4767
 Kaikaku No Kai
 Goya Hiroshi+81-98-866-2886+81-98-893-7960



[Members of the National Diet from Okinawa]
氏名連絡先 
 Akamine Seiken    http://jcpakamine.webcrow.jp/
TEL +81-98-862-6232
FAX +81-98-862-6487
http://ojcp.jp/
jcp@akamine-seiken.naha.okinawa.jp     
Tokyo Office
TEL +81-3-3508-7196
FAX +81-3-3508-3626
Okinawa Office
TEL +81-98-862-7521
FAX +81-98-862-7735
 Itokazu Keikohttp://www.itokazukeiko.com/
Tokyo Office
TEL +81-3-6550-0712
FAX +81-3-6551-0712
Okinawa Office
TEL +81-98-835-4670
FAX +81-98-835-4672 
itokazu@i-keiko2007.sakura.ne.jp
 Teruya Kantokuhttp://terukan.blog44.fc2.com/ 
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