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20121030

11月の辺野古・高江カー情報

平和市民連絡会の辺野古・高江カー情報、11月のスケジュールが届きました。
---
 5日(月) - 3名(出発7時30分・高江限定)  
6日(木) - 3名
9日(土) - 5名
12日(月) - 3名
16日(金) - 3名
17日(土) - 5名
19日(月) - 3名
20日(火) - 3名(出発時刻7時30分・高江限定)
22日(木) - 5名 

1. 送迎車は、那覇インター前バス停を出発します。
2. 同バス停を9時に出て、高江・辺野古まで行きます。高速内のバス停での途中乗車も可能です。
3. 希望者は必ず城間(080-1782-6598)または長嶺(090-2712-6486)へ事前に連絡して下さい。
4. 高速那覇インター前バス停留所の真向かいに、県営の無料駐車場があります。そこに駐車してこの送迎車の利用も可能です。
5. 沖縄平和市民連絡会では、この行動の定期化のため、カンパを募っています。
 カンパの宛先は、  
 (口座番号)01710-5-88511  
 (加入者名)は平和市民連絡会  
 通信欄に辺野古・高江行きカンパ』と記入してください。

20121029

高江の工事を止めましょう。

高江の着陸帯工事、続いている。

今日のことは「海鳴りの島から」blog、「10月29日の高江の様子」を参照されたい。

仲井真県政の「お里が知れる」といった観があるだろう。

本当に仲井真知事の「県内移設無理・オスプレイ配備反対」の姿勢を信じている人も、訪米して毅然とした態度を見せたかのような上っ面に騙される人も、高江の工事がなぜ進行しているのか、率直に問うべきだ。誰も答えていないのに、工事が進み、森が破壊され、米国に対して沖縄がオスプレイを歓迎しているしるしとなっている。

自分たちが設置した工事用ゲートから入らない工事を、公共工事と呼ぶだろうか。

工事現場ならどこにでも義務づけられている工事内容と責任者を明記した看板のない工事は、公的な予算の用途として相応しいだろうか。

責任者を問うても知らんぷりを決め込むような現場作業員を雇用している建設会社に認可を与えている監督官庁は、どこだろうか。

県の責任を、厳しく問いたい。
そして県の姿勢を厳しく審究すべき職責を全うしていない県議会の責任を問いたい。

普天間が閉鎖されれば、辺野古案が撤回されれば、高江の工事もなくなるだろうという誤解がある。「大は小を兼ねる」的な発想というのか、考えることを放棄しているというべきか。正しいのは、最も小さい細部に及んで反対を表明することで、その反対の立ち位置がホンモノであることをアピールできる、ということのハズ。「小指の痛み」を訴えてきた沖縄が、沖縄自身の小指のそのつま先を切って捨てて、いったいどんな正統性を得られるだろう。

毎日、普天間のゲートに集まる人たちの、その10分の1でいいから、高江に向かって欲しい。高江の工事を止めましょう。

※写真は「あ!リュウキュウウラボシシジミ!」とか思ったけどウラの☆がいっぱい並んでた、そして写真ヘタすぎ。

ゲート前で歌いたいうた、その2。と思ったら先を越された感あり。

コール&レスポンス的な、いや繰り返しのコロスによって気持ちを縒り合わせるような何か・・・と思って、次にゲート前で歌うなら、"Hush: Somebody's Callin' My Name" だ!しかも、Afromanの!なんて思っていたら・・・。
 

 あーん、先を越されました。

 普天間基地ゲート前でゴスペルを歌う会 
~私たちキリスト者はオスプレイ配備、暴力に抗議します~

 行動期間:
  10月29日(月)から12月18日(火)まで
  上記の期間の毎週 月曜日は午後6時~7時火曜日は午前7時~8時
  普天間基地 野嵩ゲートに集合
 
 必要物品
   ペンライトor懐中電灯 
 
 普天間基地ゲート前でゴスペルを歌う会
  代表 神谷武宏(普天間バプテスト教会)
  連絡先:098-894-0199 (FAX兼)







ということで、"Hush"をリクエストします!

「一人で悩まないで」コール・レイコ

竹下小夜子「一人で悩まないで」『琉球新報』2012年10月28日8面。



0120-688-015
(末尾が「レイコ」)

111日から30日までの
→平日は夜(火-金の19-22時)
→週末は昼(土日は13-18時)
→月曜はお休み






 レイプは性的興奮による衝動的な反応ではない。加害者はレイプを選んだのであり、レイプを選択した加害者のみが責められるべきだ。被害者はまったく悪くない。 多くの人は、被害者に落ち度を見たがる。善良に誠実に努力すれば、その努力は報われると無意識のうちに信じたがっているので、被害者に落ち度を見いだし、「自分や家族は気をつけていれば、そのような不当な被害にあわずにすむ」と信じたいのだ。しかし、どんなに誠実に善良に生きても、被害にあう時はある。暴力自体が本質的に理不尽なのだ。

米兵の犯罪について、どのように統計を読むのか

 新報とタイムスは、最初の報道で、それぞれの手法で過去の「沖縄における」米兵犯罪をリストした。さらに後日、それぞれの角度から、米兵による犯罪の統計を切り出し、矮小化する暴力に対抗する姿勢を見せている。新報は「日本全国の基地所在地」を全体として、沖縄での米軍人・軍属の犯罪が偏在的に多いこと、「公務中」として取り扱われていることが多いことを読む統計。タイムスは、「米軍」を全体とした性犯罪の統計と、届け出が氷山の一角であることを前提として推定される被害の深刻さと、それを米国防省が危機感を持って発表しているということを読む統計。
 米兵による犯罪に抗議を行う沖縄に対して、一般社会での犯罪率と大して変わらないのではないか、とか、アメリカの国内水準で見れば大した問題と思われないのではないか、とか、あたかも「冷静・客観」を装ったような見解が述べられることがある。それらが、いかに比較すべき基準やコンテクストを失当しているか、被害者の声を矮小化する暴力に荷担するものであるかと、県内の2紙は問いかけている。



「米兵性被害1万9千人/国防総省が推定値1年間で『届け出の7倍』」『沖縄タイムス』2012年10月28日1面。

20121026

琉球新報の連載「蹂躙される島,基地と暴力届かない声」

タイムスに続いて新報もレイプ事件を受けた連載が、こちらは文化欄で始まっている。随時掲載ということなので、随時追記するつもりだけれど、繰り返すが、こうした紙面作りを実践するメディアへのリスペクトとして、本紙をお求め下さい!

 知念ウシ「米日と対等な主体へ/私たちの「地位協定」築く(連載・蹂躙される島1)『琉球新報』2012年10月24日。
目取真俊「基地機能マヒしかない/犠牲封じ込める深い断絶」(連載・蹂躙される島2)『琉球新報』2012年10月26日。












新城郁夫「深化する抵抗と拒否/米軍基地、存続の危機に」(連載・蹂躙される島3)『琉球新報』2012年10月29日。












源啓美「軍隊は「構造的暴力」訓練で女性蔑視植え付け」『琉球新報』2012年11月1日12面。

陳光興「これは沖縄を方法とすることの意味だ」

欧米的発想の転換を/沖縄東アジア平和の触媒に---陳光興さん(台湾交通大学教授)『沖縄タイムス』2012年10月26日19面。

「主権を掲げることでは争いは解決できない。衝突を回避することを基本に、争議地域を『境界交流圏』や『近隣住民生活圏』『非武装エリア』に変えることで紛争を解決する。民間から反戦と平和への要求を高めて、各国政府の地域的な平和協定締結を推し進める。そして『東アジア共同体』の下で領土問題を解決し、武装を解除する。同時に日本と韓国の米軍基地撤去を呼び掛けることだ」。

最後をあえて誤読してみたい。
日本と韓国の米軍基地撤去を、同時に、呼び掛けること。

オスプレイは沖縄にも韓国にもいらない、と。

20121023

沖縄タイムス「軍隊と性暴力」連載

『沖縄タイムス』くらし欄で連載開始。性暴力の標的が「少女」「女性」に限定されない恐怖であることが、語られ始めている。以後も連載記事を追加アップするつもりです。しかし、こうした特集を組む新聞社をリスペクトすべく、ぜひ本紙をお求め下さい。


 「沖縄戦から続く性暴力」『沖縄タイムス』2012年10月21日27面。
目撃者の証言、「沖縄・米兵による女性への性犯罪」年表、高里鈴代(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会・代表)へのインタビューなど。
 宮城公子「『またか』繰り返される恐怖/軍の犯罪容認する日米政府の愚」『沖縄タイムス』2012年10月22日17面。

「人を殺せる能力は、根源で人を壊してしまうのかも知れない。アフガンやイラクの帰還兵らによるDVや自殺の増加が指摘されて久しい。」
宮城晴美「敵を蔑視、自身を優位に/乳児や男性も被害」『沖縄タイムス』2012年10月23日17面。

「1854年、記録に見る、軍隊による沖縄女性へのはじめてのレイプ事件」から今日まで、「数字の裏でどれだけ多くの犠牲者が泣き寝入りを強いられたか」。









玉城福子「『なぜ騒ぐ』の反発危険/問題ぼやけさせる恐れ」『沖縄タイムス』2012年10月24日19面。













親川志奈子「女性兵士の3割性被害/2番目に多い沖縄基地」『沖縄タイムス』2012年10月30日19面。













本山央子「国際法で加害責任追及/紛争国では効果挙げず」『沖縄タイムス』2012年10月31日19面。













阿部小涼「構造的暴力からの解放/国家や集団の犠牲拒否」『沖縄タイムス』2012年11月6日17面。












川田文子「『慰安婦』政治は無頓着/良識の広がり阻む一因」『沖縄タイムス』2012年11月13日17面。













内海-宮城恵美子「『情報操作』の影響危惧/構造的な女性・沖縄差別」『沖縄タイムス』2012年11月20日19面。











山城紀子「被害の沈黙強いる社会/構造的な問題今も昔も」『沖縄タイムス』2012年11月27日19面。



11月、REICO強姦救援センター相談がフリーダイヤルに



0120-688-015
(末尾が「レイコ」、688はなにかよい語呂合わせあるかな)

111日から30日までの
→平日は夜(火-金の19-22時)
→週末は昼(土日は13-18時)
→月曜はお休み

●これ、1ヶ月間限定の、いわばお試し実施。これを恒常的に開設できるように、沢山の意見を沖縄県に寄せましょう。県のサイトに情報アップもお願いしよう!
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2  
電話(代表):098-866-2333 
メール(代表):okinawa@pref.okinawa.lg.jp


●REICOもサイトを持っていないぞ、だからクチコミと「拡散」で協力しましょ!



「性暴力被害電話相談開設 県が来月」『沖縄タイムス』
20121023 0956分。

 県は22日、11月の1カ月間、無料の性暴力被害電話相談を開設すると発表した。1995年の米兵による集団暴行事件を契機に電話相談を立ち上げた民間の強姦(ごうかん)救援センター・沖縄(REICO)が、レイプや性虐待などの被害に遭った女性や子どもらの相談を受け付ける。
 受付時間は火曜日から金曜日まで午後7時から同10時、土曜と日曜は午後1時から同6時まで。24日に県などが会見を開き、相談態勢などについて説明する。
 県は、無料電話相談の予算を住民に光をそそぐ交付金を活用した「県配偶者等暴力被害者支援基金」から繰り入れる。
 相談を受けるREICOは、性暴力に遭った被害者からの電話相談のほか、カウンセリングを中心に関係機関との連携や、弁護士の紹介や付き添い、病院などへの付き添いなどを実施している。相談を受ける電話はフリーダイヤルで、番号は0120(688)015に決まっている。
 一方、2002年、米兵に暴行を受けた経験から、日本での被害者のために24時間ケアセンターの設立を求めてきたキャサリン・ジェーン・フィッシャーさんは、県が設置することについて「非常に良かった」と喜んでいる。
 フィッシャーさん自身、暴行を受けた後、被害相談の電話を通して「絶対に私が悪くないと思わせてくれた。一歩、いい方向に進んだ」と力づけられた経験がある。
 ただ、「1カ月」だけの支援という状況を疑問視。「日本は、事件が起きたときに限られた時間だけ対策を取るが、電話の受付時間以外に被害に遭った時はどうしたらいいのか」と、今後もセンターの設立を訴えていく。

20121018

SLAPPを禁止する以上の要求「抗議の自由と権利」を審理する司法の存在


イルコモさんのblogで紹介されていた。
「抗議活動、どうぞ自由に=石油大手の訴え棄却:オランダ裁判所」『時事ドットコム』2012年10月6日。
これについて解説するグリーンピースの記事「抗議活動はご自由に-オランダで驚きの判決」2012年10月16日と併せて、ぜひ参考にしたい。

 判決は抗議行動の側に求められるべきものとして、Objective・Subsidiarity・Proportionalityの3つの条件を挙げたという。客観性、他の手段、バランス感覚てなカンジか。グリーンピースの記事を要約すると、公共の利益のためであるかどうか、ほかに出来る方法を試したか、抗議の結果及ぼす影響に見合うだけの大問題かということになるだろうか。
 司法にそれを判断するだけの深い知識と洞察があるか、という問題が次に控えているような気もするけれど、日米安保と平和憲法の齟齬をめぐる「抵抗権」の問題を常に棚上げしてやり過ごして来た日本の司法の状況との落差を思うと、抗議行動を思わず微笑んじゃうようにキッチュに仕上げたシロクマくんの抗議行動のPVを見ても、胸をかきむしられるような焦燥感に駆られる。
 高江の一審判決で、私たちが期待していたのは、例えばこのような今日的最前線を画するような鮮やかな司法判断だったと、思う。もしもあのとき那覇地裁がこのオランダの裁判所のように踏み込んだ判断を示せれば、市民の抗議=民主主義の実践についての世界のスタンダードとして記録と記憶に残るような判決になっていたと思う。オランダの司法判断は、これから何度も世界中の人々から振り返り参照される一例となった。
(※一部、文章が拙くて意味不明だったので改稿しました。)

新報とタイムスは事件をどのように報道したか。

 今日の新報とタイムスの1面と、政治面、社会面を見開き風にここにアップしようと思う。両紙の一面を並べた写真で、内地の報道との落差を訴えた人は多かったと思う。ここでは細部に降りて、今後何度も振り返って評価が可能なように記録することを意識して。
 昨日、報道について多くの友人たちが最初の報道としてNHKのものをピックアップし「拡散」に利用していた。そのテクストは時間を追って少しだけ修正されたが、しかし、NHKのあまりにも見え透いた矮小化力学が、多くの友人たちの怒りをかっていた。ここでは3点だけ論点を挙げてみたい。

 まず、警察発表は「集団女性暴行致傷容疑」だったにもかかわらず「乱暴してけがをさせた」「兵士2人から襲われ、首にけがを負っている」などの言い替えが目に付いた。Webで速報を出したタイムスは、当初から警察発表の言葉を使用していたが、一夜明けた17日には「性的暴行を加え」と明確に書いている。英語メディアは当然 "rape" という語を使用している。

 つぎに沖縄で米軍兵士によって引き起こされてきた事件事故数を呆れるほど少ない数字で追記していた。
沖縄県内では、沖縄が日本に復帰した昭和47年以降、これまでにアメリカ軍の兵士が女性を乱暴したとして逮捕された事件が7件起きています。
県内両紙はそれに対する対抗情報として、1995年以降の重大な犯罪について列挙してみせている〔タイムスは政治面、新報は社会面で)。

 そして、被害者の人権とプライバシーがいかに守られるかは、これからのマスメディア、インディーズ系メディア、そしてネットで拡散するチカラを持つ諸個人の倫理に賭けられているが、それとは少し視角を違えて、被害者とはどのように表象されるのか、という問題がある。日本のマスコミは、被害者に形容詞を付けなければ気が済まないのか。NHKは「日本人女性」とした。タイムス、新報は見出しで「女性」との語を選んでいる。記事本文になると「日本人」「成人」などの形容詞が付されていることが判る。英字報道は "a woman" "a local woman" などだった。被害者はなぜ、なにかに形容されなければ被害者として理解されないのだろうか。人は被害の軽重や被害への関心を、その形容詞によって峻別するのだろうか。そのようなことを考えた。

まず、琉球新報の1面と、社会面。




つぎに、タイムスの1面と社会面



20121017

本日アクション@プチ帝都呼びかけ、来た!


*************************************
緊急拡散希望!本日19時~首相官邸前
沖縄の米兵性暴力を許さない!緊急抗議アクション
**************************************
日時:10月17日(水)19:00~20:00
場所:首相官邸前(地下鉄国会議事堂前・永田町駅)

よびかけ:アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)/アジア女性資料センター/沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック/ピースボート
★キャンドル、プラカードなどご持参ください。
★雨が降るかもしれません。ご用意を。

16日未明、またもや沖縄で米兵による性暴力が繰り返されました。住民の声を無視してオスプレイ配備を強行し、「犯す前に犯すと言いますか」と暴言を吐いて基地を押しつけてきた政府の傲慢が、ふたたび、取り返しのつかない被害を招いたのです。私たちはこれ以上、沖縄に対する米軍基地おしつけ=性暴力容認体制をみとめることはできません。官邸前に集まろう!


本日18時石平の四軍調整官に抗議ほか、呼びかけ。報道もいくつか


●宜野湾市職労と普天間爆音訴訟団から抗議呼び掛け
『米兵2名による暴行事件糾弾緊急抗議行動』
日時:本日(17日)午後6時~
場所:四軍調整官事務所ゲート前
  (北中城村石平)

●「女たち」は、午後に県庁記者クラブでの記者会見を15:30分に実施。参加を呼びかけてます。県庁5階南側の記者クラブに来たれ!

プラピルーンは暴風域接近中。


沖縄タイムス紙
「集団強姦致傷容疑、米兵2人を逮捕」『沖縄タイムス』2012年10月16日 19時31分

琉球新報紙
「2米兵、女性暴行容疑 米本国の海軍所属」『琉球新報』2012年10月17日。
※2紙とも、サイト末尾の関連記事へのリンクでその後の経過報道もチェックできます。 

ニューヨークタイムズ紙
Martin Fackler, "Arrests of 2 U.S. Sailors in Rape Case Threaten to Fan Okinawa’s Anger," New York Times, October 16, 2012.

ワシントン・ポスト紙掲載のAP配信記事
Associated Press, "2 US sailors arrested in alleged rape of Japanese woman on Okinawa; Japan lodges protest," Washington Post, October 16, 2012.

ABCニュース
Luis Martinez and Akiko Fujita, "Two Sailors Arrested For Alleged Rape in Okinawa," ABC News, October16, 2012.

20121011

「留保なき」金曜日が来る。頼りない糸/意図を便りに

野嵩にラディカル・ニッターが現れた!と思ったよ。ステキだ。ワクワクだ。
この糸を便りに。世界中のすべてのゲートが市民に開放されますように。祈りを届けたい。

高江のヘリパッド工事、仲井真県政が「止める」と言うまで、海兵隊が「ごめんごめん、やっぱ、いらなかった」と言うまで、市民が止めて耐えて頑張る。早朝のやんばるの森へGOだ!

●オスプレイ配備撤回!毎週金曜日行動(仮称)
10月12日(金)より毎週金曜日18時-19時、普天間基地第3ゲート(野嵩)など。かも。

●平和な市民のラディカル・アクション
10月9日(火)-12日(金)朝7時から。普天間基地野嵩ゲート前で抗議行動してあとに座り込みして県民へアピールする。330を歩く車の応援クラクションも心地よいところ。昼休みランチ・ピケ、さんじちゃーデモなど、じぶんの参加時間をつくって通うという手もあるね。

●大山ゲートでも早朝アピール継続中。

「来た!見た!参加した!」な人々急増中。頼りない気持ちも、寄り合わされていけば大きなチカラになると思うから。まずはあなたの「現場」へ出かけてみて下さい。

月や、あらん

崎山多美『月や、あらん』なんよう文庫2012年。

ちょっとした偶然で、世界でもきっと何本指に入るかの早さで、この美しい本を手にすることが出来ました。崎山多美さんの小説はいつも、声になって自分のなかに浸ってくるような気がします。読むというよりも聴く。声は、まだ出逢ったことがないのに懐かしい。

「まだ寒いというほどにはならない十月中旬の夜・・・」

ほら。聞こえてきた。誰にも邪魔されない夜半にゆっくりとページを開いて、あの声に再会することにします。

群島舎の手になる編集、装丁に山城見信さんの画。BOOKS Mangrooveにて求められたし!

県議会・軍特委で陳情処理概要

Design Action Collectiveで紹介されていた美しい画。国境を越える移民の権利を訴えるものだけれども、今の沖縄の、高江のこととして胸に沁みたので、紹介しつつ、勝手にアレンジ。
Ain't NO BORDER HIGH ENOUGH
Peace is a human right
No Osprey x No Helipad

そして勝手に意訳。
超えられないほど高いフェンスなんて無い。
平和は人間の権利だから。
オスプレイいらない、ということはつまり、ヘリパッドいらない


さて。10月10日10時から、県議会の軍特委が開催された。その最中にも、高江に防衛局が押しかけ、作業員が予定地に入り、工事が強行され、そしてオスプレイがN4に着陸したりしていた、そのようなギリギリのエッジにあるという緊張状態が、発言した議員の多くには共有されつつあるように思えたが、県政からの説明には残念ながら感じることが出来なかった。

今期議会で軍特委に関連して提出された陳情書は、継続が3件、新規が14件の、併せて17件だった。このうち継続ぶんの内訳は

(A)住民の会の前回の陳情(1件)
(B)枯れ葉剤問題(1件)
(C)オスプレイ反対と普天間撤去の県民大会要望(1件)

そして新規の内訳は内容で分類すると大まかに以下のとおり。
(D)オスプレイ配備反対と普天間撤去の県民大会要望(4件)
(E)オスプレイをむしろ配備してと求める関連(4件)
(F)嘉手納基地へのF22配備抗議(1件)
(G)高江関連(オスプレイパッド反対とやんばるの生物多様性保護)(5件)

県民大会は実施されたし、オスプレイはもう配備されちゃったから、(C)と(D)の併せて5件と(E)の4件はすでに陳情としての役割を終えている。とすれば、継続も含めた全ての陳情17件から9件を引いて、残りの陳情のうち、高江のヘリパッドに触れたものは、8件中6件ということになる(あとの二つは枯れ葉剤と嘉手納のF22問題)。判る?つまりこれから審議すべき陳情の大半が高江のヘリパッド問題に関連しているということだ。無視できない状態だということの判断基準として充分ではないか。

さて陳情はいろいろと出されたが、高江のヘリパッドに関する陳情に対する県の陳情処理概要は、大半が以下の同じ内容の繰り返しだった。
 北部訓練場の過半の返還について、県はSACO合意事案を着実に実行することが、本県の基地の整理縮小及び地元の振興につながることから、その実現を求めているものであります。
 その条件とされている6カ所のヘリ着陸帯の移設について、これまでも地元と連携し住民生活及び自然環境への配慮を求めてきたところであります。
 MV-22オスプレイについて、県は、同機種の安全性に対する政府の説明は不十分であり、県民の不安が払拭されておらず、配備計画の中止を求めているところであります。
詳細に渡って問われた項目に対する処理概要資料は、次のとおり。きちんと回答していない部分も多く、さて、この後、どんなステップを踏むかな。次なる展開に向かおうではないの、ベイベー諸君!


















20121007

ゲート前アクション救援!


救援の呼びかけです。レッカーされたり救急車来たり、けっこう頑張ったんです、みんな。組織とか関係なく、気持ちで参加したら、後から放置って、そりゃないからね。


みなさま
日米政府によるオスプレイの普天間基地強行配備に対し、「留保無き拒否」を示した私たちの闘いは、沖縄に生きる人間の命とくらしを守るためであると同時に、東アジアの平和を求めるものとして、世界中からの注目を集めています。
この間、オスプレイ配備を目の前にして、いてもたってもいられなくなった個々人、グループ、団体が、この非暴力直接行動に参加し、権力の暴力に傷つけられ、また損害を受けています。
この被害の賠償は本来、日本政府・防衛省や県警に求めるべきものですし、実際にそのように取り組みながら、人々を排除した根拠を問い糺していくつもりです。
しかし一方で、損害を受けられた方たちを、わたしたちみんなで支えることが必要です。この件は早急な対応が求められています。みなさまの、お志を寄せていただけましたら幸いです。

至急の取り組みですので、普天間爆音訴訟団の郵便振込口座をお借りします。振込用紙には、「オスプレイ阻止行動救援」と、明記をお願いいたします。また、会計の報告は振込用紙にお書きいただいた住所にお送りさせていただきます。
オスプレイ配備の撤回と普天間基地の撤去にむけて、共に進んで参りましょう。
オスプレイ阻止行動救援会
■オスプレイ阻止行動救援 振込先
郵便振替 口座番号01710-5-101074
加入者名 普天間米軍基地爆音防止訴訟団
通信欄に「オスプレイ阻止行動救援」とご記入ください。

20121006

「留保なき」続報

「日曜日の朝11時ごろに水没したんだな」
「何か大異変でもあったのだろう」
---ガルシア・マルケス「失われた時の海」

狂ったような暴風の翌日に見た奇妙なまでに美しい緑の海は、その後につづく暴力を予感していたのかもしれない。マルケスの海を想った。

アクション情報、流動的ですが。これに限らず自由に想像的に行きましょう。


1.平和運動センター
(1)2012年10月8日(月・体育の日)
「オスプレイは出て行け!風船・たこ揚げ大会」午前8時、野嵩ゲート集合
(2)オスプレイ配備撤回!毎週金曜日行動(仮称)
とき:10月12日(金)より毎週金曜日18時-19時
ところ:普天間基地第3ゲート(野嵩)または米軍司令部前(石平)

2.平和市民連絡会
(1)10月8日(月・体育の日)朝7時-8時、野嵩ゲート前抗議
(2)10月9日(火)-12日(金)朝7時-12時、野嵩ゲート前抗議行動と座り込み
(3)土・日は休み、10月15日(月)以降は追って連絡。

3.ほかにもあっちこっちで
(1)ゲリラカイト系は、場所未定のようです。FBあたりで出回っている情報をキャッチすべし。
(2)もちろん高江は平日、早朝から。いま、語の直裁な意味において直接行動であるところの「現場」。Let's get to the East coast!

10月21日ぷち帝都で街頭の自由を

お知らせ頂きました。沖縄には街頭に国境が出現しますが、なにか?


討論集会「街頭行動の自由を考える」

1)パネルディスカッション:「この不自由の中から、何を実践するのか」
太田昌国(編集者)+木下ちがや(工学院大学非常勤講師)+桜井大子反天皇制運動連絡会)
2)映像サンプリング上映:「街頭の自由と不自由」
3)フリートーク                                    

日 時:20121021日(日)1500開場 15301930
場 所:一橋大学東キャンパス東2号館2201教室 資料代:500
連絡先:一橋大学鵜飼研究室 042-580-9034 
主 催:討論集会「街頭行動の自由を考える」実行委員会/
    震災・原発事故を考える会@一橋大学    gaitoukoudounojiyu@yahoo.co.jp
    排外主義者と警察への協力者の参加・立ち入りを禁止します。    

【罵倒の不自由ではなく、語り合い行動する自由を!】
▶私たちは「不自由」が充満した社会に生きている。飯も、着るものも寝るところも、働き遊ぶことも、むつみ合う歓びも、街頭で訴えることも、何ひとつ思うようにならない。できるのは、ネット空間で人を罵り倒すことくらい。名を隠して貧弱な雑言を競い合い、ささくれた熱狂を使い果たしては浅く眠る。これは果たして「自由」なのか? いや「監獄」である。原発震災はこの「監獄」のような不自由を剥き出しにした。だから、自己規制の壁を打ち破って人々は車道に溢れ出す。経産省前のテントに暮らし、官邸城の裏から叫ぶ。
▶官邸前で起きたことは「自制された蜂起」なのか、それともコントロールされたその紛いものなのか。そのどちらへ向かう可能性もある、と言おう。「不自由」を生むもう一つの源は、あの「白地に赤い丸」の旗である。原発からの自由を求める賑やかなデモの傍らには、あの旗の中毒者たちに襲撃されるデモがいつもあることを忘れるわけにはいかない。にこやかな警察官たちの腕づくの「誘導」と、旗に憑かれた者たちの突撃が重なり合うところにこそ「不自由」の全体像があるだろう。
▶それでも、命が危険にさらされる時、人々の中から自然な「法」が立ち上がる。原発震災から600日、それぞれの場所から「街頭行動の自由」を語り合おう。 

11月11日、知花竜海「新しい世界」

お!竜海くんの新譜リリースの嬉しいニュース。
発売日 : 2012年11月11日  
発売元 : 赤瓦レーベル 
商品番号: AGLC-2001 
価格  : ¥2,300(税込)
仕様  : CD 初回限定 デジパック仕様


収録曲   全10曲
1. 新しい世界
2. 110円LOVE
3. ガジャングルサー追いかけた日々
4. 鳩よ
5. 夢×時(ゆめかけるとき)feat. カクマクシャカ
6. 目が怖い
7. 旅ダチ feat. 太陽風オーケストラ
8. 逆立ち幽霊
9. ケトルLove
10. かとりせんこう

ということで今日うたいたいうたは、あぁ!「かとりせんこう」。
かとりせんこうにはただひとつ 存在理由と存在価値がある
目的を果たす為だけに 燃え尽きて灰になったよ
ああ僕は何の為に生きて ああ僕は誰の為に生きて
誰が僕を必要として どこに眠ればいいんだろう

20121005

「留保なき」闘い・ヒロシマ死闘編

沖縄の「留保なき拒否」(新城郁夫・琉球大学教授)に連帯して
10月13日(土)12:00-17:00
原爆ドーム前に座り込みます

「ヒロシマ」というとき
広島に沖縄は見えているのか

普天間基地へのオスプレイ配備撤回を!
高江(やんばるの森)へのオスプレイパッド建設中止を!

呼びかけ人●いさじ章子・高雄きくえ・たけだまるみ

……参集を!!


す、すみませんヘンなタイトル付けて・・・。怒った?

20121004

「留保なき」アレコレ

[1]野嵩ゲート
・朝7時~夜8時の座り込み
・平和運動センター、平和市民連絡会など
・10月5日夕方18時から総括集会

[2]大山ゲート
・モーニング抗議(朝6時~8、9時頃まで、通勤の米兵の車に抗議する行動)
・個人参加の口コミベース。

[3]普天間基地周辺のあちこちのひろば
・ゲリラカイト(凧揚げ・風船揚げが大流行中)
・10月8日(月祝)8時から正午@普天間第2小学校で。

[4]高江のNO!ヘリパッド!STOP!着陸帯工事
・早朝6時とかみたいな勢いでN4に集まり。
・北部訓練場メインゲートも、またゲートであるがゆえに。。。
・ヘリパッドいらない住民の会ならびにゆかいな仲間たちが。

留保なき拒否のたましいたちが、思い思いの場所で抵抗をカタチにしている。

画像は、まだ風の強かった9月29日の大山ゲートで、けーし風にのって私のところに飛んできました。大切な記念のてぃーさーじ(やいまではなんと言うのかな)だと思われ。持ち主の方、ご連絡下さい。連絡あるまでは、私が大切に現場で使用します。

20121003

ゲート前でうたいたいうた

 
1986年から2012年の普天間、大山、野嵩、佐真下へ。
ゲートを背にしてMPと機動隊に挟まれたときに歌いたいと思った歌のひとつは、「沖縄を返せ」でも「てぃんさぐぬ花」でも「がんばろう」でもなくて、これでした。
機動隊のにーにーたちも心の中で一緒に歌ってくれるかな、と思った。これもまた世代が違いすぎると思って遠慮してしまった。
「聞こえて欲しい、あなたにも。ガンバレ」

宜野湾市の真ん中でアメリカの国内保安法、それをガードする沖縄県警

Internal Security Act of 1950(1950年国内保安法)またの名をMcCarran Internal Security Act(マッカラン国内保安法)

1950年代のアメリカに吹き荒れたマッカーシズムの根拠法のひとつであり、制度としての民主主義の完璧さに執着するアメリカの歴史上、例外的に、手続きなしに予防拘禁を認める法律だった。
(ちなみに、1952年の破壊活動防止法は、このマッカラン国内保安法の、ポスト・サンフランシスコ講和の日本におけるヴァージョンと言われている、らしい。要調査)。
(ちなみに、この看板は日本語訳が間違っていると思うのだが、1950年国内保安法21条あるいは1976年改訂合州国法第50編797条、ということだ)。
(ちなみに、「だった」と過去形で書いたのは、後に合州国憲法修正第1項に抵触するとして廃止されたから。・・・と思っていたが、軍隊では継続して通用してきた、と上記リンクのwikipediaは解説している。これは駐留米兵個人所有の武器の所持品検査を可能にするためのようだ。もうちょっと勉強しないと詳細不明。)

さて。画像は、野嵩ゲートの市民封鎖が沖縄県警によって暴力的に排除されたとき設置されたバリケード壁に掲げられた看板。よく見る刑特法(日米安保に関連した刑事特別措置法、日本の国内法)に関する警告ではなく、米国の国内保安法。これがオスプレイに抗議して集まる沖縄県民に対して向けられている。それを沖縄県警がガードしているのが、最新の普天間の状況。

無法地帯。治外法権。例外状態。どう表現してよいのか、目眩がする。
この状況を止めさせ、民主主義を回復することが出来るのは、誰だろうか。
少なくとも現時点で、日本政府も沖縄県政も、実効力を持たないことは明らか。