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20160908

NGOが国連人権委員会に声明を提出、しかしその後も「のけぞり公妨」に悪化

NGOヒューマンライツ・ナウによる、国連人権委員会へのアクション。

国際人権NGOヒューマンライツ・ナウは、2016年9月13日からジュネーブで開催される第33会期人権理事会に向けて、声明「沖縄県における米軍基地問題に反対する平和的抗議活動に対する抑圧と琉球/沖縄の先住民族の権利の侵害」を人権理事会に提出しました。

とのことで、サイトから提出された原文PDF(英文)をダウンロードできます。

”Suppression of civilians peacefully protesting US military bases in Okinawa, and violations of the rights of the Ryukyuan/Okinawan indigenous people”/ Written Statement submitted to 33rd Human Rights Council session.
http://hrn.or.jp/eng/news/2016/08/30/suppression-of-civilians-peacefully-protesting-us-military-bases-in-okinawa-and-violations-of-the-rights-of-the-ryukyuanokinawan-indigenous-people-written-statement-submitted-to-3/

これに翻訳を付けてこちらで紹介したいと思っていたら、すでにありました!「あべこべな世界で逆立ちするとなにが見える?」さんのtumblerから、以下に一部を転載します。tumblerを下に送っていくと、国連を現場とするこれまでの経緯を辿ることができます。ナルホドいいね!と思ったら、上記のリンクを英語圏の友人たちにぜひ伝えましょう。

・・・村民160名余の村を現在500ないし700名の機動隊が高江を包囲し、建設現場ゲート前に座り込む市民の身体を掴んで拘束し、実力で排除する暴行を繰り返している。その過程で複数の市民が機動隊に首を絞められ、72歳の女性が頭を打ち打撲で病院に搬送させられるに至っている。さらに、機動隊の有形力の行使にわずかに抵抗しただけで不当に逮捕・拘禁される者も相次いでいる。
 さらに8月20日、機動隊は、東村高江での抗議活動を取材していた地元新聞社の記者の両腕を二度掴んで、背中を押して40メートル移動させ、停車させていた機動車両の間に押し込み15分ほどその身体を拘束した。
 こうした過剰な有形力の行使は今も日常的に続いており、無抵抗の市民の生命・身体に著しい危険をもたらし、市民の抵抗の権利を侵害している。

この報告の後も、高江での事態はますます深刻化し、「のけぞり公妨」にまで悪化しています。解放されたとのこと、本当にヨカッタ。みんな一緒に怒っています。そして、この「のけぞらせて公務執行妨害」を英語にどうしても翻訳できずに困っているところです。新報さんが英語記事にするのを待つか。(英語に限らず)翻訳できないというのは、国際社会に対してまともに説明できないというひとつの基準だと思っています。というか、日本語でも説明できません。非暴力市民にのけぞってしまったのが悔しかったのでしょうか、ケーサツ。その後の女性ドライバーへの態度は逆切れですか、男性警官による見せしめ的身体検査ほど酷い人権侵害はありません。これを許すことは出来ません。
 新報とタイムスの苦肉の報道を以下に記録しておきます。

「警察官を後方に退かせる暴行を加えたとして、公務執行妨害の容疑で女性を逮捕した。」『琉球新報』2016年9月7日。
「男性警察官(38)をのけぞらせたとして、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。」『沖縄タイムス』2016年9月7日。


※タイトルの漢字を間違ってしまうというミスあり・・・「公妨」に訂正しました(汗)。ご指摘有り難うございます。