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20170529

6/22-26、国際女性ネットワーク会議@沖縄

「軍事主義に抗し、持続可能な未来」
軍事主義を許さない国際女性ネットワーク会議in Okinawa 2017

2017年6月22日-26日

沖縄における米軍の実態を当事国であるアメリカ市民に訴えた1996年のピースキャラバンを機に、アメリカをはじめ米軍駐留地域の女性たちが連帯して「軍事主義を許さない国際女性ネットワーク会議」が結成されました。そのなかで安全保障の脱軍事化・脱植民地化をジェンダーの視点から検証し、各国(地域)の現状報告をもとに、基地・軍隊がもたらす暴力、環境破壊、差別、植民地支配などを共通課題に取り組んできました。

 最初の会議から今年はちょうど20 年、新しい基地を造らせないと、非暴力の抵抗を続けている沖縄に、韓国、フィリピン、プエルトリコ、グアム、ハワイ、アメリカから33名の女性たちを迎えて国際女性ネットワーク会議を開催します。それぞれの課題に立ち向かってきた行動から学びあい、さらに軍事主義に抗して、武力によらない平和と正義、持続可能な未来にむけ、グローバルな行動を展開したいと思います。


ということで、今年は沖縄で会議が開催されます。6月25日(日)公開シンポジウムの参加申込み書はここから入手できます。沖縄のこの20年のアクティヴィズムの画期となったと言える女性会議に、大いに参加してこれまでの活動を確認し、大いにこれからを構想しましょう。

 ハワイイから参加するWomen's Voices Women Speak (WVWS) の皆さんのファンドレイジングサイトを紹介。すごく素敵な動画が製作されている。これを見るだけでもテンションが上がる。出会えばその先が拓かれるような期待が、いっぱい詰まってる。
https://www.gofundme.com/stand-with-us-for-peace




20170528

OKINAWA UPDATE/ May 28, 2017


OKINAWA UPDATE/ May 28, 2017
What's going on in Okinawa...
#Henoko: K-9 Seawall destroying Oura Bay
#Takae: 10th anniversary rally on June 25
#EnvironmentalJusticeOkinawa: Points on Seawall construction issue
#Human Rights/ Right to Protest: go to UNHRC!

#Henoko
- K-9 Seawall destroying Oura Bay.
K-9 Seawall construction on Oura Bay is destroying the sea of bio-diversity, and people hanging in there in canoes and sit-ins. The pics of the protesters' blog posts are telling lots even though you are not a Japanese reader. 
See “Uminari no Shima Kara” and “Chuy san’s Diary”.

#Takae
-No Helipad Resident Society will hold the 10th anniversary rally on June 25, 2017. 

#Environmental Justice in Okinawa
- Internationalizing the Okinawa Struggle.
Okinawa Environmental Justice Project, Yoshikawa summarized the recent situation to point out some implications through the strategy in the global society for the environmental protection.
Yoshikawa Hideki, "Seawall Construction on Oura Bay: Internationalizing the Okinawa Struggle,” Asia Pacific Journal Japan Focus, Volume 15, Issue 11, Number3, June 1, 2017. 

#Human Rights/ Right to Protest
-Yamashiro Hiroji, the Chair of the Okinawa Peace Action Center, now in bail after 5 months unusual detention, goes to Geneva in June to deliver a speech at UNHRC.
"Yamashiro to address infringements on Okinawans’ rights at UN Human Rights Council in June," Ryukyu Shimpo, May 16, 2017.

Donation would be welcomed at their fund raising site. 

-UN Special Rapporteurs on Human Rights sent Japanese Government a joint urgent appeal in Feb. 2017.
"Mandates of the Working Group on Arbitrary Detention; the Special Rapporteur on the promotion and protection of the right to freedom of opinion and expression; the Special Rapporteur on the rights to freedom of peaceful assembly and of association; and the Special Rapporteur on the situation of human rights defenders," February 28, 2017 [UA JPN 1/2017].

-IMADR, All Okinawa Council for Human Rights, and the research group of Human rights issues in Okinawa and International Law at Okinawa University Institute of Regional Studies, "Joint Report: Silencing the Voices of Okinawans," 3 February 2017.

-IMADR, the Asia-Pacific Human Rights Information Center, CIVICUS: World Alliance for Citizen Participation, Franciscans International “Arbitrary arrests and detention of human rights defender of Ryukyu/ Okinawa, Japan,” March 15, 2017. 



沖縄の現状を英語で伝える、環境と人権のフロント

K9護岸工事、同じ海の左側で石材をじゃぶじゃぶ洗って、右側で埋立に使うという衝撃映像見た?
QAB「辺野古護岸工事 着工から1ヶ月 進む工事の不合理」2017年5月25日
チョイさんもびっくりな、ことさらに杜撰で手抜きの無法工事。

アメリカ合州国軍のための基地が、住民の反対の声を聞かず必要な手続きに従わない日本政府の手で建設されている。民主主義も自然環境もぶっ壊して進められている。

そもそも、基地を無くして欲しいと言っているのに、SACO「移設」合意でお茶を濁し解決から逃げ切れると考えた日米が、失敗したのだ。沖縄ではずっと反対の声がやまず、ますます大きなうねりとなって現在がある。

SACOの破綻ぶりは目も当てられない。オスプレイの普天間配備後、東村高江では、訓練場が部分返還される以前から、日本政府は前倒しでN4を提供、ヘリパッド数で言えば増設されたようなものだった。高江集落はすでに激しい訓練に曝されてきた。

今年に入って米軍はこの破綻を隠そうともしなくなってきた。嘉手納基地では、SACO合意で「移設」したはずのパラシュート訓練を強行し、「移設」された駐機場だけでなく、まだ残っている旧駐機場も使うという。

いずれも防衛省のサイトにあるSACO進捗状況で「完了した」と発表しているもの。
http://www.mod.go.jp/j/approach/zaibeigun/okinawa/saco_final/sintyoku.html

火事場泥棒とか焼け太りとか、居直り強盗とか、なにかピッタリくる表現が見付からないのが悔しいし、それを英語でピッタリな感じで誰かに訳してほしい。なぜなら、傲慢にもほどがあるという米軍のこの居直り様が、米国の「恥」として捉えられていないのが問題だと思うから。アメリカの政治家たちはいつまで、この事態について見ない聞かないふりを続け、日本政府に責任を押し付けて知らないフリを続けるのだろう。だからアメリカの市民たちにこの事態の進行を知らせて、みんなで日米の暴走を止めなきゃ。じゃない?

ってことで、英文で発信する最前線、環境と人権のふたつの情報発信をぜひ活用し、英語圏の人々にアウトリーチしましょ。(という、このblogポスト自体を英語で書けっつーツッコミが聞こえてきそうだけど、じっさい、翻訳って大変なのよ。刻々と展開する沖縄の状況を、継続して伝えるのにみんな苦労している。翻訳助っ人、熱烈大募集中!)

(1)環境問題の最前線から。沖縄環境正義プロジェクト、吉川秀樹さんによる最新のまとめ。ちなみにこの内容は、沖縄県に対して埋立承認撤回を求めた5月23日付けブリーフィング資料にも反映されています。

Yoshikawa Hideki, "Seawall Construction on Oura Bay: Internationalizing the Okinawa Struggle,” Asia Pacific Journal Japan Focus, Volume 15, Issue 11, Number3, June 1, 2017. 


(2)人権問題の最前線から。沖縄国際人権法研究会とIMADR(反差別国際運動)がタッグを組んで、国連人権理事会にアプローチしている。

●2017年2月の共同作成レポート「沈黙させられる沖縄の声」、末尾の弾圧被害リストまでふくめ力作!
IMADR, All Okinawa Council for Human Rights, and the research group of Human rights issues in Okinawa and International Law at Okinawa University Institute of Regional Studies, "Joint Report: Silencing the Voices of Okinawans," 3 February 2017.
http://imadr.org/japan-silencing-the-voices-of-okinawans-3feb2017/ 

●2017年3月、IMADR他が国連人権委員会第34会期で発表した口頭声明。
IMADR, the Asia-Pacific Human Rights Information Center, CIVICUS: World Alliance for Citizen Participation, Franciscans International “Arbitrary arrests and detention of human rights defender of Ryukyu/ Okinawa, Japan”
http://imadr.org/arbitrary-arrests-detention-humanrightsdefender-ryukyu-okinawa-hrc34-2017-joint-os/ 

●これらのインプットに対して、2月に国連の人権理事会、特別報告者の4名が共同アピールを出していた、それが5月28日にようやく公開された、という件。これも英文で伝える重要な文書として活用できる。
"Mandates of the Working Group on Arbitrary Detention; the Special Rapporteur on the promotion and protection of the right to freedom of opinion and expression; the Special Rapporteur on the rights to freedom of peaceful assembly and of association; and the Special Rapporteur on the situation of human rights defenders," February 28, 2017 [UA JPN 1/2017].
https://spcommreports.ohchr.org/TMResultsBase/DownLoadPublicCommunicationFile?gId=22998

ちなみにこの直リンクの在処ですが、OHCRのサイトで Human Rights Bodies > Special Procedures > Communications reports of special procedures と辿ると、会期のリストが出てくる。現在、リストの一番上にあるのが、2017年6月の35会期。ここで取り上げられる"Communications sent report"のリンクをたどると、リストの一番上に出てくる、JAPAN JUA JPN/1/2017 というのが、その特別報告者たちの連名による共同アピール文で、ここに上記のリンクが貼ってあります。ふー。

この件についての日本語で読める概要として、沖縄国際人権法研究会のブログ記事「山城さんの逮捕・拘留に対する共同緊急アピール(2017年2月28日)」、また共同通信の配信記事「沖縄の平和運動リーダー長期拘束問題:国連特別報告者、政府に是正求める共同アピール」『沖縄タイムス』2017年5月28日があります。

●これら積み重ねの上で、山城博治さんの人権理事会でのスピーチ、金高弁護士らも加わってのシンポジウムが企画されている。これについての琉球新報の記事、「山城博治議長、6月国連で演説へ 長期勾留、表現の自由侵害訴える」『琉球新報』2017年5月16日 15:40の、英語訳版がアップされていました。
"Yamashiro to address infringements on Okinawans’ rights at UN Human Rights Council in June," Ryukyu Shimpo, May 16, 2017.
http://english.ryukyushimpo.jp/2017/05/19/27036/



6月4日沖縄の基地と環境汚染@東京、千駄ヶ谷

6月4日「沖縄の基地と環境汚染 ーその現状・ポリティクス・知る力」@東京

来たれ!東京ぴーぽー!詳細は以下のIPPサイトからどうぞ。
https://goo.gl/ZXR4BS
日時:2017年6月4日(日)13時30分〜18時(前半は卒論研究発表)
会場:津田塾大学 千駄ヶ谷キャンパス SA201教室
   (JR総武線 千駄ヶ谷駅より徒歩5分)
講演会(14:45~17:45)
「沖縄の基地と環境汚染ーその現状・ポリティクス・知る力」
講師:河村雅美さん(The Informed-Public Project)