香港のことを考えていたら、パレスティナのことを考える人びとからお知らせをもらった。
2016年のニューヨークで、#Black Lives Matterと#NODAPLとを、パレスティナの問題と誠実に結びつけて連帯を語る人びとに出会ったことを思いだした。Decolonize This Placeという訴えだった。
いま私がいるこの場所を植民地から解放しよう。
占領への抗議,植民地化への抵抗は、「元々の主人」の顔をしたヤツが我が物顔で取り返して好きなようにしていいと横暴に振る舞うことも許さない。
だから、いまここで沖縄からパレスティナに連帯することは、香港への連帯とつながっている。Black Livesへの連帯に手を伸ばしている。
そして、ワタシのカラダとセクシュアリティを植民地化しようとする「主人」と闘うため、県民広場に通ったフラワーデモたちとの連帯を、譲ることはできない。そう信じている。
パレスチナに自由と平和を! パレスチナの併合に反対する緊急行動の開催
1948年のイスラエル建国以来、パレスチナを占領し、住民は家や土地を奪
われ、数百万人もの人々が難民生活を強いられてきました。それは沖縄が米軍占
領によって田畑を奪われ、ムラムラを追われた歴史と酷似しています。
2020年5月17日に大連立政権を樹立したイスラエルのネタニヤフ首相は、
ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地やヨルダン渓谷の一部を併合するための法整備
を7月1日から進めるとしています。これに対して、国連のグテレス事務総長は
「占領地自国領への併合は国際法違反とされており、イスラエルとパレスチナの
2国家共存の見通しを著しく害している」と警告し、イスラエル側に併合計画の
放棄を求める(毎日新聞 6月29日)としています。
一方、併合については、アメリカのトランプ政権の後ろ盾があり、一月に中東和
平案の中で認定しています。これに対し、パレスチナのガザ地区では数千人が抗
議しています。
2003年、沖縄を訪れたパレスチナの弁護士ラジ・スラーニ氏(パレスチナ
人権協会主宰)は、講演の中で「世界の人々はパレスチナで起こっている人権侵
害を見て見ぬふりをしている。それは『沈黙という共謀』だ」、という強烈な言
葉を残されました。私たちは、「沈黙」ではなく、「行動」を起すことによって
イスラエルのパレスチナの併合に反対の声をあげましょう。明治政府によって沖
縄は、日本に併合され、戦後は米軍基地と自衛隊基地に囲まれ、住民の生命が脅
かされています。イスラエルによるパレスチナへの強制「併合」を許してはなり
ません。
緊急の抗議行動ではありますが、各自、プラカードなど持参できる方はお願いし
ます。横断幕は準備します。
時 2020年7月3日(金曜日) 午後6時から一時間ほど。
場所 県庁前広場
主催 イスラエルによるパレスチナ併合に反対する沖縄の会